用例:「一方、中国やロシアなどの「専制主義」と言われる国々では権力を維持するための国内引き締めがますます強化されており、到底米国に変わる覇権をとれるとは考えられない。しかしながら中国は「中国的な世界の構築」に向けて着々と布石を打っている。米国の「デカップリング」と言われる経済的な排除の動きに対し、中国は必要素材の国内生産基盤を拡大し、一帯一路でインフラ協力を行っている国々を中心に影響力を拡大している。アフガニスタンから兵力を引き上げた米国の影響力の縮小の隙をついて、中国、ロシア、イランなどとのネットワークを拡充している。更に中国国内の所得格差の拡大に対し、「共同富裕」という概念を導入し、巨大化しているIT企業から膨大な資金の供出(アリババやテンセントはそれぞれ1兆7千億円を拠出するという)を得るとともに、教育やエンターテイメントを含め富裕層を利する産業の規制に乗り出している。」ー田中均
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