上級国民

じょうきゅうこくみんjōkyūkokumin

{Internetslang} Elite; die Mächtigen; »die da Oben«.

用例:「つまり事故を起こした男性が「上級国民」だから、不当に優遇されていると思われてしまったのです。ネットだけでなくワイドショーでも批判の声が広がり、「上級国民」は2019年の新語・流行語大賞候補にノミネートされました。」

anonymous (15.01.2021)

用例:「そもそも「上級国民」という言葉が一般的に使われるようになったきっかけは、2020年東京オリンピック・パラリンピックの公式エンブレム騒動がきっかけでした。選考委員が選んだエンブレムのデザインが、先行するデザインに酷似しているという指摘があり、決定したエンブレム案を撤回することになりました。しかし、その記者会見の席上で、五輪組織委員会の武藤敏郎事務総長が、「専門家にはわかるが、一般国民は残念だが理解しない」と「失言」してしまいます。この発言が「一般国民」として扱われた「普通の日本国民」の反感を買い、商業デザインにおける一種の「選民思想」を揶揄する言い方として「上級国民」なる言葉が使われるようになりました。つまり、もともとの使われ方においても「上級国民」という言葉には「権力者への嫌味」が込められていたのです。」

anonymous (15.01.2021)