場所論の種々相―西田哲学を中心として
Bashoron no shujusô
Verschiedene Erscheinungsformen der Topologie
河波 昌 (著)
Kawanami Akira Hg.
出版社: 北樹出版 (1998/05)
内容(「MARC」データベースより)
上智大学における西田の場所論を研究テーマとするグループと、東洋大学哲学科の研究者を中心とした「西田哲学研究会」の、2つのグループの協同による西田哲学研究論文集。広い視点から種々相にわたって西田哲学が論じられる。
目次
- 「純粋経験」・「自覚」・「場所」―西田哲学における「場所」の理解のために
- 創作的場所論
- キリスト教と場所的論理
- 西田における初期の「場所」的論理に関する考案
- 対象の論理から場所の論理へ―エミール・ラスクと西田幾多郎
- 道 出会いの場所―一つの解釈学的試論
- 一般者の場所から絶対無の場所へ
- 絶対無の場所における自己の問題―西田哲学と禅学の接点
- 撤底的批評主義のゆくえ―厳密な学としての西田哲学
- 高山岩男の場所的論理―『場所的論理と呼応の原理』を巡って
- 務台理作の「場所」概念
- 「住」‐場所的主体性‐論考―西田「場所論」をめぐる大乗仏教的基盤における考察
- デューイの「場」論と西田哲学の「場所論」